冷蔵庫の上にモノを置かないで!

お店の収納スペースが少なく、少しでもスペースを活用しようとタテ型冷蔵庫の上に直接モノを置いていませんか?
冷蔵庫の上にモノを置くと、下記のようなリスクがありとても危険です。絶対に避けてください。
■ 電気代の増加や故障の原因に
■ 漏電や感電、火災の危険
■ 落下の恐れ
■ さいごに
電気代の増加や故障の原因に
業務用冷蔵庫は庫内の食品を冷やすため、本体の上部や側面から熱を放出しています。タテ型冷蔵庫の上部には冷却ユニットが設置されており、上部は放熱のために開放しています。そこにモノを置くと、この放熱が妨げられ、熱がこもり冷却効率が低下してしまいます。
その結果、
- 庫内温度が上がり、食品の品質が低下
- 設定温度を維持するために消費電力が増え、電気代の増加
- 部品の劣化や故障の原因となり、冷蔵庫の寿命が短くなる
などといったさまざまなリスクがあります。さらに、上にモノを置くと、上部にあるファンモーターが破損し、自身のけがにつながる恐れがあります。
漏電や感電、火災の危険
液体の入ったモノや水気のあるモノを置いていると、液体や水がこぼれた際に、漏電や感電事故につながる危険があります。また、可燃性のスプレーなどあった場合に、万一漏電により発生した火花が引火して火事になる可能性もあり、大変危険です。
落下の恐れ
冷蔵庫の上にモノを置いた状態で扉を開閉すると、その振動により置いたモノが落下しけがをする恐れがあります。地震が発生した際も同様です。
近くの機器や商品、床を損傷する可能性もあります。
さいごに
冷蔵庫はヨコ型タイプのコールドテーブル等を除き、上にモノを置くことを想定していません。取扱説明書にも「上にモノを置かないでください」と記載されています。上にモノを置いたことによる故障は保証対象外となりますのでご注意ください。また、冷蔵庫の上だけではなく、冷蔵庫の周囲には何も置かないようにしましょう。安全で効率的な運用のために、厨房に適切なスペースを確保し、十分な収納スペースを設けることが重要です。
ガリレイでは厨房の設計もおこなっています。ぜひご相談ください!
