業務用冷蔵庫・製氷機の止め方&再稼働方法
一時休業や製品を譲り受けた際などに参考にしていただきたい、フクシマガリレイ(福島工業)製の業務用冷蔵庫と製氷機の運転停止方法と再稼働方法について紹介します。
業務用冷蔵庫・冷凍庫の運転を停止する
必ず事前に庫内の食品を出した状態で作業を行ってください。
庫内の食材が腐敗することによって、硫化水素やアンモニアが発生します。それによって、配管が腐食し冷媒ガス漏れの原因となることがありますご注意ください。
- ブレーカーをOFFにする
- コンセントから電源プラグを抜く
庫内に霜がついている場合、霜が溶けて水が出てくることがあります。その際には事前に冷蔵庫の周囲にタオルや雑巾などを敷いておきましょう。霜が完全に溶けたら庫内をタオルなどでふき取ってください。
【注意】
運転をやめてからすぐに運転をすると冷凍機に負荷がかかり、故障のもとになります。必ず5分以上お待ちください。電源プラグを抜いても、基板には電荷が残っています。水をかけるなど、感電にはくれぐれもご注意ください!
業務用冷蔵庫・冷凍庫の運転を再開する
ブレーカーがOFFになっていることを確認してください。
- コンセントに電源プラグを差し込む
- ブレーカーをONにする
使い始めの際には庫内が冷えるまで1~2時間程度がかかります。夏期やプレハブ型の大型倉庫などは冷えるまで24時間以上かかる場合もあるので、食材は必ず庫内が十分冷えてから入れてくださいね。
【チェックポイント】
パッキンにカビが発生している場合、カビが邪魔をしてドアが閉まりにくくなると共に、パッキン劣化の原因にもなります。カビが発生してしまった際にはアルコールや電解次亜水などを利用して清掃してください。※
また割れてしまっているパッキンはお客様で交換することも可能です。
※パッキンの清掃には溶剤を含む洗剤(例えば油汚れ用洗浄剤やお風呂用洗剤など)は使用しないでください。樹脂部分が劣化し、クラック・割れが発生する場合があります。
製氷機の運転を停止する
- 給水バルブ(元栓)を閉じる
- 機械室パネルを外す
- SET/RESETボタンを5秒以上長押しする。
*運転ランプが点滅して停止モードに入ります。 - 水抜きバルブを開ける
- 約30分後、表示部に「oF」表示が出ていることを確認して、漏電遮断器を「OFF」にする。
- 機械室パネルを取り付ける
- 電源プラグをコンセントから抜く
- 貯氷庫内の氷をすべて取り出し、内外部をきれいに清掃して充分乾燥させる
1週間以上使用しない場合や、寒冷地など周辺温度が0℃以下に下がり、給水配管が凍結する恐れがある場合には、必ず水抜きを行ってください。
【注意】
運転をやめてからすぐに運転をすると冷凍機に負荷がかかり、故障のもとになります。必ず5分以上お待ちください。
製氷機の運転を再開する
- 元栓バルブを(元栓)をあける
- 電源プラグをコンセントに差し込み、漏電遮断器をONにしてください
運転を再開してから1回目は庫内温度が高いので、製氷に若干時間がかかりますが、2~3回目以降サイクル時間が安定してきます。
運転停止や再稼働の方法は取扱説明書にも掲載されているので、合わせて確認しながら作業を進めると安心です。
作業に不安がある場合や、機械に気になる点があるときにはすぐにフクシマガリレイのコールセンターまでご連絡ください。