おいしさと香りを封じ込め食の安全性を確保する急速冷却器「ブラストチラー」とは？

ブラストチラーとは？

食品の熱を取る際に「とにかく時間がかかる」「広いスペースが必要」「衛生面が不安…」などのお悩みを抱えていませんか？

ブラストチラーとは、加熱した食品を熱々のまま入れ、急速に粗熱とり・冷却・凍結するための機器です。もちろん常温の食材を急速凍結することもできます。

通常の冷蔵庫・冷凍庫は、既に冷えている食材や凍っている食材を保管するための機器です。そのため「冷やす」「凍らせる」といった能力はありません。

それに対し、ブラストチラーは「冷やす」「凍らせる」ための加工機器です。庫内は－40℃※まで下がるため、熱々のままでも急速冷却・凍結が可能。１台で粗熱とり、急速冷却・凍結を行うことができます。また、スチームコンベクションオーブンなどで使用されているホテルパンをそのまま入れることもできるので、効率良く作業ができます。
（※一部機種を除きます）

ブラストチラー導入の効果とは？

ブラストチラーを導入することで、3つの大きな効果が期待できます。

安全性UP
菌の増殖温度帯（約10～60℃）を短時間で通過できるため、菌の増殖が防げます。落下細菌の付着や虫・異物の混入も防げるため、安全・安心です。
品質UP
ブラストチラーによる冷却は、流水冷却と比べ、ビタミンCなどの栄養素の損失を抑えることができます。また、野菜の甘み・食感などを残した冷却も可能。さらに、加熱後の粗熱とりによって、それまで湯気と一緒に逃げていた「旨み・香り・水分」などをギュッと閉じ込め、風味を残した仕上がりになります。
効率UP
加熱した食品を熱々のまま入れることができるので、これまで冷却にかかっていた時間を大幅に短縮します。また、ホテルパンのまま入れることができるので食材の形態を選びません。