ベーカリーにおすすめのドゥコンディショナー

新型コロナウイルスの影響によるテイクアウトやデリバリーの普及で、「中食」への注目度がどんどん高まっています。その中でも特にお手軽で簡単に食べることできるパンのニーズが非常に高くなっています。
近年ではスーパーマーケットのインストアベーカリー、道の駅やサービスエリア、ホテル、従業員食堂などさまざまなお店や施設でもベーカリーの取り扱いが増えてきています。そこで、ベーカリーを始めるにあたって作業の効率化・負担軽減に特におすすめなドゥコンディショナーをご紹介します。

パン生地を理想的な発酵状態に

ドゥコンディショナーとは、冷凍パン生地の保冷→解凍→予熱→ホイロ（発酵）の工程をボタン一つで自動で行い、希望の時間にパン生地を理想的な発酵状態に仕上げるので、ベイクオフベーカリーには欠かせない機械です。

パン生地を仕込み、タイマーをセットしておくだけで、希望時間にパンを焼ける状態に仕上げてくれるので、早朝作業の軽減や時間の有効活用につながります。 また、上記のような自動運転だけでなく、生地の冷蔵・冷凍保管(-15℃～5℃)やホイロ(0℃～40℃)の工程を単独に運転させることも可能で、スクラッチベーカリーでも数多く採用されています。

フクシマガリレイの2室独立制御ドゥコンディショナー

上下2室を別々に制御し効率的に多品種のパンを提供することができるのが、2室独立制御ドゥコンディショナーです。例えば、発酵温度の異なる生地を同時にセットしたり、一次発酵と二次発酵を同時に行うことも可能です。

フクシマガリレイのドゥコンディショナーはスタイリッシュな扉フラット仕様で、取っ手が出っ張っていないので移動台などをぶつける心配もなく、あらゆるベーカリーにマッチするデザインを実現し、2020年にグッドデザイン賞を受賞しました。

• 上下2室独立制御で一次発酵や二次発酵※が同時に可能
  ※冷蔵発酵…ひと晩以上かけてじっくりと発酵させる長時間低温発酵（温度帯0～40℃）のこと。
• 風量を制御できる可変速ファンモーターを採用し、生地の乾燥や温湿度ムラを抑制
• 急激な温度変化を抑える生地にやさしい高精度の湿度コントロール

使いやすさ

棚受けは72mm間隔で、2段分を使用すれば食パン用食型も収納できるサイズです。約10mm間隔で高さも変更可能なので、お店のパンに合わせて自由に調節できます。
また、棚受けは清掃時には簡単に取り外しでき、棚柱を取り外せばフランス天板仕様にすることもできます。

清掃のしやすさ

運転開始時に庫内底のドレンパンに水を流す【ドレンパン洗浄機能】に加えて、排水トラップ内の自動洗浄機能により、粉による排水詰まりを抑制します。
排水口も庫内手前側に位置しているので清掃もしやすくなりました。

操作のしやすさ

3パターンの自動運転プログラムが登録でき、番号を選んでボタンを押すだけで複雑な運転制御も簡単に行うことができます。ホイロなどの単独運転も可能で一次発酵などでも活躍します。
他にも、10分単位で仕上がり時間を前後できる「早出/遅出」ボタンや、ドゥコンディショナーの運転完了時間に合わせてオーブンの予熱を開始する「オーブン連動機能」ボタンなど便利な機能が備わっているので操作に困りません。

小型でも高性能！1室制御小型ドゥコンディショナー

フクシマガリレイでは1室タイプの小型のドゥコンディショナーもラインナップ。

通常のドゥコンディショナーに比べるとコンパクトな設計になっているため、厨房スペースを有効活用でき、狭小店舗にもおすすめです。標準の脚高さを70mmから95mmまで高くすることで、製品下部の清掃性が向上し、排水トラップもよりメンテナンスしやすくなりました。棚受けの間隔は標準で65mm設計となっており、受け具は約13mm間隔で高さの変更が可能です。

ドゥコンディショナー導入にあたって

ドゥコンディショナーは一次発酵や二次発酵にも使用できるため、冷凍パン生地からパンを作るベイクオフ製法だけでなく、粉からパンを作るスクラッチ製法にも非常におすすめです。

ドゥコンディショナーを導入することにより、従業員の方の負担軽減だけでなくおいしいパンを作ることにもつながります。

• 機械が自動でパンを焼き上げる状態へ発酵運転してくれるので、早出の必要がなくなる
• 人件費の削減
• ロスが少なくムラのない同じ美味しい商品を作ることが可能

フクシマガリレイでは、大型の上下2室独立制御タイプからコンパクトな1室制御タイプ、さらに給排水設備不要な小型タイプまであらゆるスペースに対応できる豊富なラインナップをご用意しております。既存店にも省設備・省スペースでドゥコンディショナーを増設できるので導入・入替をご検討の際はぜひ一度フクシマガリレイにお問い合わせください。