「クリーン解凍機」とは?
特徴や使い方を解説
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調理現場において、「食材を早く解凍したい」「細菌の繁殖やドリップ流出を防ぎながら、安全に解凍したい」といった要望を叶えてくれるのが、解凍機です。解凍機と一口に言っても、いくつか種類があり、特性も異なります。今回は、フクシマガリレイの「クリーン解凍機(高湿度空気解凍機)」についてご紹介します。
清潔な“高湿度空気”で食材を解凍!「クリーン解凍機」とは?
クリーン解凍機とは、温度コントロールされた湿度を含ませた清潔な空気を庫内に循環させることで、食材を解凍していく機械です。
クリーン解凍機における解凍は、次の3つのステップで行われます。
■第一解凍:15~20℃付近で高湿度な空気を凍った食材に当てることにより、食材のまわりに霜を付ける。この霜を付けることで熱伝導が良くなり、中心部へ熱を伝えやすくする
■第二解凍:冷蔵温度帯(5℃付近)で解凍を行う。温度を冷蔵温度帯に下げることにより、表面と中心の温度差を縮めていく
■シメ:第二解凍よりさらに温度を下げ、表面をシメることにより、カットなどその後の作業をしやすくする。
※温度や時間は食材・投入量によって変更することが出来ます。
この3ステップを踏むことで、ドリップや変色を少なくして、食材の中心と表面の温度にほとんど差のない高品質な解凍を実現していきます。
「クリーン解凍機」のメリットとは?
高湿度な空気を当てて解凍していくクリーン解凍機には、次のようなメリットがあります。
- 短時間で低温解凍することができる
- 高湿度で低温な空気を側面ダクトからムラなく循環させることで、食材の中心と表面の温度差を抑えられる
- 食材の乾燥や変色を抑えられる
- ドリップも少なく抑えられるため、食品の品質劣化を抑制できる
- 独自の目皿塔方式により、庫内空気を加湿・洗浄(除菌・脱臭)できるため、解凍するときの独特な臭いが少ない
- 季節によるムラがなく、特に冬季の解凍が容易になる
- バラ肉、エビ、マグロといった多彩な食材の解凍に対応できる
- 1回あたり約100kg処理ができる
食材の安心・安全を守る「クリーン解凍機」
フクシマガリレイのクリーン解凍機は、大容量であるため、ホテルや病院、高齢者施設などの大量調理現場にも、もちろん対応可能です。
クリーン解凍機で解凍すれば、食材の味や見た目に影響を及ぼさず、細菌の繁殖も防ぎながら短時間で解凍することが可能です。お客様の安全・安心を守るためにも、調理現場の効率化のためにも、解凍機の導入がおすすめです。ぜひお気軽にお問い合わせください。