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故障・トラブル

できることから始めよう!冷蔵庫の省エネ対策

できることから始めよう!冷蔵庫の省エネ対策

食材の冷凍・冷蔵の保管に欠かせない冷凍冷蔵庫。24時間365日稼働している冷蔵庫はエアコンや照明とは違い、こまめに消すことができず、どうしても電気代がかかってしまいます。冷蔵庫で省エネが図れると電気代の節約だけでなく、製品の長持ちにもつながります。今回は今日からすぐに実施できる冷蔵庫の省エネ対策についてご紹介します。

目 次

 1. 食品を詰め込みすぎない

 2. ドアの開閉回数・時間は最低限に

 3. 熱いものは冷ましてから冷蔵庫へ

 4.適切な温度設定に

 5. 凝縮器フィルターの定期的な清掃

1. 食品を詰め込みすぎない

冷蔵庫は庫内にある吹き出し口から冷気が出て、庫内を循環します。庫内にたくさん食品を詰め込むと、冷気が循環しにくく食品が冷えにくくなり、冷蔵庫が庫内を冷却しようと余計な電力を消費し悪循環になってしまいます。また、食品を詰め込みすぎると、食品の出し入れがスムーズにできずその分ドアの開閉時間も長くなってしまいます。

冷蔵庫に食品を入れる際のポイントは2つです。

●奥の壁が見える7割程度の収容量までを目安に
●食材で冷気の吹き出し口をふさがない

食品を詰め込みすぎない

冷蔵庫の中身を定期的にチェックし消費期限が切れているものがあれば処分し、冷蔵保存する必要がない食品は涼しい場所に保管するなど工夫しましょう。
食品は余裕を持って保存できる容量の冷蔵庫の方が冷却効率も上がり、電気代を比べた時にお得になることもあるので冷蔵庫選びの際にもご参考ください。

2. ドアの開閉回数・時間は最低限に

ドアの開閉回数や時間が増えると、庫内の冷気が外に逃げて外気が入り込んでしまい庫内の温度も上がってしまいます。そして設定温度を下げるとその分電気代がかかります。
冷蔵庫の開閉をできるだけ短く、無駄な開閉を減らすよう心掛けましょう。食品の出し入れはなるべく効率よく行えるよう、庫内を整理整頓し、よく使う食品は手前に置くなど工夫をしてみましょう。また、ドアを閉じた際に隙間がある場合は、ドアパッキンを取り換えることで冷気をしっかり閉じ込めることができます。

●冷蔵庫の無駄な開閉を減らす
●庫内を整理整頓する
●ドアパッキンが劣化していないか確認

3. 熱いものは冷ましてから冷蔵庫へ

庫内の温度を上げないように、調理加工した食品は、冷ましてから入れるのが基本です。
熱いものをそのまま冷蔵庫に入れると、庫内温度が上昇して庫内を冷やすために余分な電力を消費してしまいます。周囲の食品温度も上げてしまい、保存状況の悪化や傷みにもつながるため厳禁です。
調理加工した食品をすぐに冷ますには、ブラストチラーのような急速冷却加工機器を使用することがベストです。導入されていない店舗でも、食品の粗熱を取ってから冷蔵庫に入れてください。

4.適切な温度設定に

設定温度により電力の消費量は大きく変わります。冷蔵庫は設定温度1℃上げることで約4~7%の省エネにつながると言われています。庫内の食品の品質に影響がないか確認した上で、適切な温度設定をすることが大切です。
冷蔵庫:1℃~5℃、冷凍庫:-18℃~-22℃を目安として設定してください。
また、設置場所の室温も重要です。設置場所の室温が高くなればなるほど、冷蔵庫に負担がかかり、電気代の上昇や故障にもつながります。夏場やエアコンの故障、調理の熱気が多く排出される場合でも、周囲の温度が上がりすぎないように、空調や扇風機等を活用して室温調整をしてください。

5. 凝縮器フィルターの定期的な清掃

フィルターにホコリなどが溜まると、空気が通りにくくなり、冷却効率が落ちてしまいます。フィルターは冷蔵庫の正面、ヨコ型は主に左右の機械室、タテ型は上部カバー内に設置されています。簡単に外すことができるので、月に1~2回、忘れずに清掃しましょう。フィルターを清掃することで冷却能力の低下を防ぎ、省エネにもつながります。

【フィルターの清掃手順】

①タテ型の場合:機械室パネルの下側を手前に引いて機械室パネルを開ける。
ヨコ型の場合:機械室パネルを外さずにフィルターの取り外しが可能です。
②フィルターを外す。

フィルターの清掃

③網目に詰まった埃や粉はやわらかいブラシを使って取り除く。
水またはぬるま湯(40℃以下)に中性洗剤を入れ、フィルターを洗浄する。
④水をよく切り、しっかり乾燥させる。
⑤フィルターを元の位置に戻し、機械室パネルを閉じる。

※清掃中にフィルターを外したまま冷蔵庫の運転を続けると、ホコリなどが内部へ進入し、
正常な運転ができなくなってしまうので、清掃後は速やかに元の位置に取り付けてください。

今回は簡単に始められる冷蔵庫の省エネ対策をご紹介しました。小さな取り組みを重ねていくことが、大きな省エネ・節電につながります。できることから始めて継続していくことが大切です。
現在お使いの冷蔵庫が長年使用している古い製品である場合は、冷蔵庫のリフレッシュメンテナンスや入れ替えをすることでさらに省エネ・節電につながる場合もあります。購入から10年以上経つと、冷蔵庫が故障しても部品が手に入らず修理ができなかったり、修理代が高額になってしまう可能性もあります。お使いの冷蔵庫が10年を超えていて、冷えが弱い、運転音が高い、振動がするなど、気になるところが出ていましたら、一度フクシマガリレイにお問い合わせください。

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