厨房に発生する厄介な虫の効果的な予防法とは?

厨房に虫が発生する要因
そもそも厨房に昆虫類が存在する理由は2つあります。「人や物が行き来することによって偶然迷い込む」もしくは「ニオイや光の影響を受けて侵入」のどちらです。侵入した虫たちは、一定の条件が揃っていると、厨房内で繁殖を繰り返し、定着してしまいます。
その条件とは…
- 住処に適した空間がある
- 生息に適した温湿環境がある
- 維持、繁殖をさせる餌がある
みなさんのお店ではいかがでしょうか?
繁殖を防ぐには日々の清掃が重要
虫にとって、居心地の悪い空間をつくるためには、日々の清掃が欠かせません。なかでも、特に念入りに清掃していただきたいのが、この2つです。
1.グリストラップ
油脂を含む汚水が、排水設備を妨げないように設置されています。ここを掃除することで小さな虫の発生はかなり抑えることができます。
カゴのようになっているバスケット清掃はできれば毎日行ってください。バスケットの中のごみを捨てるだけでOKです。そして週に1度は油脂の清掃をしましょう。溜まった油脂のかたまりを取り除きます。さらに2~3ヶ月に1回は排水トラップの清掃を行い、グリストラップを清潔に保ちましょう。
2.側溝
汚れや水が溜まっていませんか。汚れていれば、その都度清掃を行ってください。掃除完了後には、水がたまらないように注意しましょう。
水たまりは要注意!
虫は、水回りを好む傾向があります。そのため、厨房内で水が溜まっている箇所をつくらないことが大切です。掃除などで水を使用した後は、床に水が溜まらないように、モップなどで水分をとり、しっかりと乾かしてください。
ちなみに最近では少なくなりましたが、厨房内に木材がある場合には、虫の住処になる可能性があります。上記ポイントを徹底しても、虫がいなくならない場合には、金属製のものへ交換するなど、検討されてみてはいかがでしょうか。
虫が定着しない環境づくり
人や食品が頻繁に行き来する厨房では、どうしても虫侵入のリスクが高くなります。しかし、水たまりを作らないなど、厨房内を清潔に保つことで、虫が繁殖できない環境をつくることができます。