社会福祉法人ウエル清光会様創意工夫で高齢者施設の大量調理を効率化

大人数の食事を素早く作る厨房づくり

社会福祉法人ウエル清光会は、大阪と兵庫を中心に特別養護老人ホームやケアプランセンターなど、あらゆる介護、福祉サービスを提供しています。
以前、芦屋にオープンした特別養護老人ホーム陽光苑の厨房一式をお任せいただいたことがご縁となり、新しくオープンする宝塚清光苑の厨房もフクシマガリレイが担当することになりました。

宝塚清光苑には園庭を挟んで保育園が併設されています。
清光苑の厨房では200人弱の利用者と併設している保育園の子供たちの食事も提供する必要があります。社会福祉法人ウエル清光会では大人数の食事を調理することが可能な厨房にしたいと希望していました。そこで食品庫や下処理室、洗浄室、サブキッチンなどの必要な設備を効率的に配置し、また衛生面を考慮した安全な食事作りに必要な手洗いや消毒設備の利便性も加味した厨房づくりを進めました。

両面扉のパススルー式導入で作業効率アップ

厨房スペースを効率よく利用するため、下処理室と厨房を区切る位置に、両面から食材の出し入れができる構造の「パススルー冷蔵庫」を配置しました。前面からも背面からも出し入れが可能なので、下処理室で処理された食材をパススルー冷蔵庫に保存、厨房では反対側の扉から食材をとり出し、そのまま調理に利用できます。食材が外気に触れる時間を最小限にし、無駄な動きを減らすことができるこのパススルー様式を、厨房内にあるスチームコンベンションオーブンにも取り入れました。

両面扉のパススルー式導入で作業効率アップ

おいしい食事には必要な衛生的な水には、水道水に含まれる不純物を取り除き純水な状態にする「RO水生成装置」を導入。ダシやスープ、お茶などにも安心して使用できる水を作り出します。
さらに食材や調理器具の殺菌や洗浄、消臭も負担なく行うことができるよう、希釈せずに蛇口をひねってそのまま使える電解次亜水生成装置「FEクリーン水」を設置しました。