食を支えて50年以上 総合物流カンパニーの環境への取り組み

首都圏・関西圏を中心に、運送業を展開されている武蔵野ロジスティクス様。
環境への取り組みの一環としてCO₂冷媒を使用した冷凍冷蔵システムの「NOBRAC(ノブラック)」を武蔵野ロジスティクスの埼玉物流センターに導入しました。
■ 全国へ食品を届ける物流カンパニー
■ 環境への取り組みの一環としてCO₂冷媒の冷凍冷蔵システムを導入
■ 社会のトレンドを見据えてより環境に配慮した会社を目指す
全国へ食品を届ける物流カンパニー
武蔵野ロジスティクス様は主に小売店向けの食品の製造・運送を手掛ける武蔵野グループ様の運送部門を担う会社として1967年に創業されました。首都圏には3つの物流センターのほか、10ヶ所のセンター・事業所が設けられており、大手コンビニエンスストアやスーパーマーケットのほか、ファストフードチェーン店などの食品配送を一貫して担っています。
環境への取り組みの一環としてCO₂冷媒の冷凍冷蔵システムを導入
食品の製造と配送を手掛ける企業として、武蔵野グループ様全体として重点的に取り組んでいるのが環境保全です。製造、配送など各部門で、環境に配慮した設備を選ぶなどの取り組みが進んでいます。
環境保全方針の一環として、武蔵野ロジスティクス様の埼玉物流センターに導入されたのが、CO2冷媒を使用した冷凍冷蔵システム「NOBRAC(ノブラック)」です。 それまで冷凍倉庫で使用されていたシステムから更新を検討されるにあたり、グループ会社である武蔵野ホールディングスの佐藤様が構想を語ってくださいました。
「私たちはグループ全体で異なる分野の業態を抱えており、それぞれが抱える問題点をグループの相乗効果で解決していきたいと考えています。環境保全への対策もまさにその一例で、異なる業態同士をつなげる役割を担う私としても、ノンフロン・自然冷媒の設備には以前から関心があり、取り組むべき課題の一つとして捉えていました。」
2021年にグループ会社である武蔵野様が群馬県に食品工場を新設するにあたり、ガリレイグループで食品工場の冷蔵冷凍設備一式を導入いただいたことが、大きなきっかけとなりました。 「フクシマガリレイさんにはすでに大きな物件でお力添えいただいた実績があり、その後、NOBRACをご紹介いただき、私たちも積極的に展開していきたい趣旨の設備であったことから、導入することにしました。」(佐藤様)。
「NOBRAC」は、CO2冷媒を使った環境配慮型の冷凍冷蔵システム。 独自の冷却制御システムで運転を最適化するほか、遠隔監視ユニットやCO2漏えい検知器で運転状態を常に把握できる設計になっています。
稼働中の物流センターでの入れ替え工事であったことから、24時間365日体制の物流センターならではの問題にも直面したそうです。「工事の作業時間や場所がセンターの作業員に伝達できておらず、現場が混乱してしまうこともありましたがその都度フクシマガリレイの担当者さんと話し合いながら工事を進めることができたので、限られた工期の中でもどうにか納品していただくことができました」(武蔵野ロジスティクス 高橋サブセンター長)
社会のトレンドを見据えてより環境に配慮した会社を目指す
「社会の流れを考えると、環境に配慮した設備へ一気に切り替えていくタイミングが近い将来に訪れると思っています。今はそのための準備期間として、少しずつ新たな機器を導入しながら試行錯誤している段階です。トラブルが起きることもあると思いますが、その度に改善していければいいと考えています」と佐藤様。
「食と癒しで人々を幸せに」を社是とする武蔵野グループ様において、物流という重要な部門を担う武蔵野ロジスティクス様。より環境に配慮したスタンスのもと、食と物流で人々の暮らしに貢献する会社としてご活躍の場を広げていかれることでしょう。