公開日:2016.04.20 最終更新日:2023.12.04
あなたのお店は大丈夫? フロン管理を知る その1 ~フロン排出抑制法で何が変わったのか~

フロンを管理するための法律
皆さまはフロンという言葉はご存知だと思います。フロンがオゾン層を破壊するとか、地球温暖化に関係する、ということをどこかで聞いたことがある方も多いでしょう。
フロンとは冷蔵庫や空調機などに使用されている冷媒のことです。フロンの液体から気体に変化する際に周囲の熱を奪う性質を利用して、温度コントロールをしています。
2015年4月1日に「フロン排出抑制法」が施行されました。
2002年より施行された「フロン回収・破壊法(正式:特定製品に関わるフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律)」ではフロンの大気中の放出を禁止し、機器の廃棄時に回収、破壊処理(フロンを無害化する処理)を行うことを回収業者へ義務づけていました。
しかし新しく施行された「フロン排出抑制法」ではフロンを使用する機器を持つユーザー(以下、管理者)への役割が定められました。
フロンは何らかの事情により漏れ出るケースが確認されており、その量は全流通量の40~50%にもなっています。もちろん意図的にフロンを放ったり漏らしたりすることはありませんから、これは自然に漏れ出てしまうケースがあるということを示しています。40~50%といえば、とうてい無視できない数字です。
この漏れ出るフロンを抑制しなさいという法律が「フロン排出抑制法」です。
ユーザーもフロンの管理が必要
【厨房機器】
2016.04.20