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ブラストチラーのお手入れ方法 ~定期清掃編~

ブラストチラーのお手入れ方法 ~定期清掃編~

定期的に行ってほしい3つの清掃と点検

ブラストチラーの庫内を衛生的に維持するために、定期的に行っていただきたい3つの清掃と点検があります。

  • 実施目安(週1回)
    1.蒸発器の洗浄
    2.庫内ファンの清掃
  • 実施目安(月2回)
    3.凝縮器フィルターの清掃
  • 実施目安(月1回)
    自己点検

では、一つひとつ内容を見ていきます。

1.蒸発器の洗浄

  1. 漏電ブレーカーを「OFF(切)」にします。
  2. 電源が切れ、庫内ファンが回転していないことを確認して、冷却箱カバーを開けます。
    1-2電源が切れ、庫内ファンが回転〜
    ※庫内ファンが回っている時には、絶対に冷却箱に手を触れないでください。
  3. 蒸発器部分に中性洗剤を噴霧し、汚れを浮かすためにしばらく放置します。
  4. やわらかいブラシを上下に動かして、フィンの隙間の汚れを落とていきます。※フィンは曲がりやすいので、必ず上下方向に動かすようにしてください。
    1-4やわらかいブラシを上下に〜
  5. 排水蓋を抜き、シャワーホースなどで、水またはぬるま湯をかけて洗い流します。酸性食品などを冷却した場合は、特に蒸発器の水洗いを十分にしてください。
  6. 毎日の清掃手順に従って、庫内を清掃します。
  7. 冷却箱カバーを閉じ、漏電ブレーカーを「ON(入)」にして、乾燥を行います。

2.庫内ファンの清掃

  1. 漏電ブレーカーを「OFF(切)」にします。
  2. 電源が切れ、庫内ファンが回転していないことを確認して、冷却箱カバーを開けます。
    ※庫内ファンが回っている時には、絶対に冷却箱に手を触れないでください。
  3. 中性洗剤を含ませたダスターで、ファンの羽根(両面)を洗浄します。
    ※突起物などで手をケガする恐れがあるので、スポンジなどを使用してください。
  4. 毎日の清掃手順に従って、庫内を清掃します。
  5. 冷却箱カバーを閉じ、漏電ブレーカーを「ON(入)」にして、乾燥を行います。

3.凝縮器フィルターの清掃

3.凝縮器フィルターの清掃

冷却の能力を維持するために、月2回またはホコリが付いたときに行ってください。

  1. まずは機械室パネルを取り外し、そのあと凝縮器フィルターを取り外します。
    3-1まずは機械室パネルを取り外します
  2. 水またはぬるま湯(40℃以下)に中性洗剤を入れ、フィルターを洗浄します。
    網目に詰まったホコリは、やわらかいブラシを使って取り除いてください。
    網目に詰まったホコリは、やわらかいブラシを使って取り除いてください
  3. 水を切り、しっかりと乾燥させます。
  4. 凝縮器フィルターを元の位置に戻し、機械室パネルを取り付けます。

点検

異常がある場合には、すぐに販売店に修理を依頼してください。

【扉】

・扉を開閉して、ガタツキがないか、破損していないか。

【扉パッキン】

・扉パッキンが破損していないか。

→「汚れが落ちにくくなった」「破れている」「硬くなっている」場合はお取替えの時期です。

【庫内部品】

・ファンカバー、冷却箱などの周りについているビスに緩みはないか、破損していないか。

・芯温センターが破損していないか。

・ファンモーターの回転に異常がないか。

・ホテルパン受具が破損していないか。

まとめ

今回ご紹介したのは、日常清掃では手を伸ばしづらい部分のメンテナンスです。特に、庫内ファンや凝縮器フィルターなどは、衛生面や冷却面に直結する部分のため、ブラストチラー本来の役割を発揮させるためにも、実施目安に沿った定期的なお手入れをお願いします。

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