「ウォーターバブリング解凍機」とは?
特徴や使い方を解説
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大量の食材を扱う厨房では、「冷凍食材・食品を速く高品質で解凍」しなければなりません。人件費や時間といったコストを削減しながら、高品質で高速な解凍を実現するなら、解凍機の利用がおすすめです。今回は、フクシマガリレイの「ウォーターバブリング解凍機」についてご紹介します。
「ウォーターバブリング解凍機」の特徴は?
ヒートポンプ式のウォーターバブリング解凍機は、百貨店・スーパーマーケット等の小売業や、ホテル・飲食店等の外食産業向けの製品です。食材の解凍時に起こる細胞破壊や縮み等の問題点を最小限に抑え、凍結前の状態をそのまま復元することに目的をおいて開発されました。
「ウォーターバブリング解凍機」には大きく5つの特徴があります。
■高品質:食材解凍時に起こる細胞破壊を最小限に抑え、ドリップ流出を防ぎながら解凍する。解凍終了後も、鮮度保持運転を行うことにより解凍品の高品質保持を実現
■短時間: ヒートポンプを採用することで解凍槽を温冷コントロールし、短時間での解凍が可能。1~30kgまで投入量に関わらず、同一の品質・時間での仕上がりを実現する
■簡単操作:液晶パネルのボタンで食材を選びスタートボタンを押すだけで、解凍終了・鮮度保持まで自動運転を行うため、誰でも簡単に扱うことができる
■衛生的:清掃がしやすい構造になっている。また、運転中も解凍終了後に鮮度保持運転を行うため、雑菌の繁殖が抑制される
■省人・省手間・省ロス:解凍スタートから解凍終了、鮮度保持運転まで自動制御しながら運転するため、少人数の厨房でも安心して利用可能で効率的
「ウォーターバブリング解凍機」の効果とは?
マグロA品を解凍するケースを例にとって、ウォーターバブリング解凍機の性能を説明しましょう。(※マグロA品とは、主に外食産業で使用される凍結マグロの鮮度ランク。「ちぢみ品」とも言われる最上品。)
《解凍に掛かる時間〜同じ量を複数の方法で解凍した場合〜》
■冷蔵庫解凍:12時間(かなり時間が掛かる)
■流水解凍:30分(短時間で解凍できるが、ドリップが流出して赤黒く変色し、ちぢれる)
■ウォーターバブリング解凍機:45分(流水解凍より時間は掛かるものの、ドリップ流出は無く色も保持)
《解凍方法による鮮度の違い〜同じ量を複数の方法で解凍した場合〜》
※肉類や魚類の鮮度判定に用いられる指標「 K値」をもとに算出。K値が低いほど鮮度が良い状態だと言える
■冷蔵庫解凍(5℃):3.14
■流水解凍(水温・10.7℃):2.97
■ウォーターバブリング解凍機:0.88
解凍に掛かる時間とK値から、ウォーターバブリング解凍機はドリップロス率が低く解凍時間が短い、すぐれた解凍手法だと言えます。
厨房の効率化にも役立つ「ウォーターバブリング解凍機」
ウォーターバブリング解凍機を導入することで、冷却調理を行っている厨房において必須の工程である、「食材・食品を短時間・高品質で解凍すること」が可能になります。また、解凍機は自動運転であり操作も簡単なので、作業者を選ばず、人が付いておく必要もないため、厨房における作業の効率化も図ることができます。
フクシマガリレイでは、「ウォーターバブリング解凍機」以外にも複数の解凍機を取り扱っており、厨房で扱う食材・食品の特性やお悩みに応じて最適な製品を提案いたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。