冷蔵室の吹き出し口に霜や氷が大量につく
- 冷蔵庫に霜や氷が発生しています。特に量が多いと感じるのが、冷風の拭き出し口です。冷えが弱まっているようにも思うので、対策法があれば教えてください。
最大の原因は、冷気の拭き出し口や吸い込み口がふさがれ、庫内の風が循環していないことだと思われます。冷風の通り路をふさいでいる食品を移動させ、拭き出し口をふさがないように配慮してください。
また霜や氷に関しては、よくご質問いただく分野のため、詳しく見ていきましょう。
なぜ霜はできるの?
気がつくとできているのが霜や氷です。そもそもの発生原因は、結露にあります。冷蔵庫内で外気(あたたかい空気)と内気(冷たい空気)がぶつかることで温度・湿度変化が起こり、結露が発生します。その水分が冷やされることで霜や氷になってしまいます。そのため結露を防ぐことが、霜防止につながります。気を付けるべきポイント
節約のために、冬の間に上げていた設定温度を、そのままにしていませんか?冷凍庫の設定温度を確認してください。1.完全に扉を閉める
扉パッキンに詰まった汚れのせいで、半ドアになっている状態は特に危険です。週に1度は、扉パッキンを掃除するようにしましょう。2.頻繁に開閉しない
外気が侵入することで、露や霜は発生しやすくなります。可能な範囲で、開閉の回数を減らしましょう。長時間開けっ放しにすることも禁物です。3.「そのまま」「詰め過ぎ」はアウト
水分の多いもの、温かいものは、そのまま入れてはいけません。温かいものは急激に冷やされることで大量の霜が付いてしまいます。野菜などの水分の多いものは、ラップをしたり、密閉容器に入れて保存しましょう。また棚網からはみ出さないように気を付け、扉に当たらないよう容量にも注意が必要です。
できてしまった霜への対処法
霜を放置しておくことで、霜が冷風の通り路をふさぎ、冷えない原因になってしまいます。だからと言って、こびりついてしまった霜や氷を、無理やり除去するのは止めてください。アイスピックなどで霜を突いてしまうと、庫内にキズが残るだけでなく、思わぬ破損や不具合にもつながります。そこでオススメしたい対処法は2つ。「ぬるま湯に浸したタオルで霜を溶かす」もしくは「2時間から24時間程度電源を切る」ことです。後者の場合には、中身を取り出し、雑菌が発生しないように入念な掃除が必要になるため、まずは前者から試してみてください。