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故障・トラブル

食品が故障の原因に?!冷蔵庫で保管する時に気を付けたい食べ物

食品が故障の原因に?!冷蔵庫で保管する時に気を付けたい食べ物

何気なく使用している業務用冷蔵庫。特定の食べ物から発生する成分によって、冷蔵庫に使用している部品の腐蝕の原因となり、数年で修理や不具合が発生してしまうことがあります。今回は特に保管に注意してもらいたい食材と、その故障の理由についてご説明します。

注意が必要な食品

レモン、漬物、キムチ、ピクルス、酢の物、ドレッシング、パン生地 など

目 次

 レモン

 漬物

 酢の物・ドレッシング・パン生地

 まとめ

レモン

レモンやライムなどの柑橘類にはクエン酸という酸性の成分が多く含まれています。 酸性はアルカリ性の汚れを落とすことが得意で、水垢やせっけんカス、サビを落とす効果もあります。サビや汚れを取る際には中和反応が起こっています。 しかし、汚れていないきれいなアルミや鉄などの金属は、クエン酸によって腐蝕を引き起こし、逆にサビの発生につながります。

例えばカットしたレモンをそのまま冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫の金属部分に触れ、サビが発生してしまう可能性があります。

POINT !
レモンを保存する際には、ラップをかけるか密閉容器に入れ、食材の成分が冷蔵庫に付着しないようにしましょう。

また冷蔵庫の掃除にクエン酸の成分が含まれたものを使用するのはNGです。業務用冷蔵庫の清掃には中性洗剤を使用し、厨房内でクエン酸の成分が入ったものを使用した場合にはよくふき取りを行いましょう。

 

漬物

たくあんやキムチなど漬物はご存知の通り多くの塩分(塩素イオン及び酢酸など)が含まれています。塩分は吸水性が高く、周囲の水分を吸い込みます。
そのため金属に塩分が付着すると、その塩分が水分を吸収し、この水分が金属のサビを進めてしまいます。塩分もクエン酸同様、直接触れていなくてもサビを発生させてしまいます。
とある漬物を保管していた業務用の大型冷蔵庫がわずか1年で銅配管とアルミ外枠が錆ついてしまったという事例もあります。長期間保管することが多いので、特に注意してもらいたい食材の1つです。

POINT !
漬物を保管する際の容器にはプラスチックや陶器製のものを使用し、必ず密閉させるようにしましょう。

 

酢の物・ドレッシング・パン生地

酢の物やドレッシングの酸っぱさやは酢酸が多く含まれています。また、焼く前のパン生地はイースト菌や乳酸菌・酢酸菌など様々な菌の働きで発酵しています。これらの成分は冷凍冷蔵庫の金属部分の腐食を早めレイバン管に穴を明けさせる性質を持っています。

POINT !
パン生地の保管・発酵には専用機器の「ドゥコンディショナー」をご使用ください。
ベーカリーにおすすめのドゥコンディショナー

酢酸は酢の物ドレッシング、パン生地以外にも、チーズ、マヨネーズ、実はナタデココにも含まれています。
上記のような食品を保管する際は、冷蔵庫に「食材の成分が直接触れない」よう、ラップや密閉容器を活用する事を心がけてください。

 

まとめ

クエン酸や塩分、酢酸を含んだ食品は冷凍冷蔵庫の金属部分の腐蝕を早め冷媒配管穴空きによる冷却不良や内箱腐蝕による水漏れなどの原因になります。
食材保管時のポイントに注意して業務用冷蔵庫を使用することは、食品の品質と安全性を保つことに繋がります。
また、長期間業務用冷蔵庫を使い続けるためには定期的なお手入れと点検も重要です。小さな違和感に気が付くことができれば、大きな故障の前に対応する事もできます。こまめな清掃でトラブルを防ぎましょう。

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