ポイントをおさえよう！業務用冷蔵庫のカタログの見方

業務用冷蔵庫をネットで調べたり、カタログを見ている時に「この用語どういう意味だったかな…」となることはありませんか？今回はおさえておきたい業務用冷蔵庫のカタログの見方をご説明します。

カタログ例

※上記カタログは2023年9月時点の内容です
※フクシマガリレイのデジタルカタログはコチラ
https://www.galilei.co.jp/digital_catalog/

外形寸法

外形寸法とは外側から図った製品の大きさのことを指し、幅(W)×奥行(D)×高さ(H)で示します。
設置場所や搬入経路は十分にあるかのご確認をお願いします。
搬入経路の確認の際には入口の幅や高さはもちろん階段のあるなしなど正確に計測した上でシミュレーションしてください。

外形寸法

また、仕様図や写真から扉を開けるのに必要なスペースや扉の方向の確認も必要です。

電源（コンセントの形状）

業務用冷蔵庫は製品によって電源コンセントの形状が異なる場合があります。
特に200Vの製品は、200Vのコンセントが設置場所に無い場合電源工事が必要となります。
機械の電源コードの先端には、以下のコンセントに合うプラグが取り付けてありますので、設置場所のご確認をお願いします。

プラグについてのより詳しい記事はコチラ：
厨房機器を選ぶ時に注意してほしいコンセント形状

コンセントの形

定格内容積

定格内容積とは、庫内の棚や引き出しなど全て外した時の、「冷やせるスペースすべて」の容量を指します。
実際に食品が収納できる容量ではありませんのでご注意ください。
冷蔵庫は内容積が大きいと冷気の流れが良くなるので余分な電気代がかからなくなります。
必要な食材の量より少し余裕のあるサイズがおすすめです。

省エネ基準達成率

省エネ基準達成率とは、省エネ法（エネルギーの使用の合理化に関する法律）に基づいて定められた、製品ごとの省エネ性能の目標基準値をどのくらい達成しているかを表したものです。省エネ基準達成率が高い製品ほど省エネ性能が優れており、電気代を節約できます。

※現在冷媒にノンフロンを使用している業務用冷凍冷蔵庫についてはトップランナー制度の対象外です。（2023年9月時点）

省エネ基準達成率

消費電力の見方

消費電力に記載がある「50Hz・60Hz」とは地域によって異なる周波数のことを指します。東日本が50Hz、西日本は60Hzです。使用する地域によって消費電力が異なる場合もございますので必ずご確認ください。

年間消費電力量

年間消費電力量が記載している場合は、電気代（1年間）の計算をすることができます。
年間消費電力（kWh）×電気料金単価（円/kWh）＝年間の電気代（円）
上記の計算式に、契約している電力プランの電気代単価をあて年間の電気代を計算してみてください。

消費電力と消費電力量の違い
「消費電力」と「消費電力量」は違います！
「消費電力」は冷蔵庫を連続運転し庫内温度が下がりきった状態での1秒間あたりに消費する電気エネルギーの量を示しています。
一方で「消費電力量」は実際の使用条件に近い一定の条件の下で一定期間に消費する電力量を表示した値です。また、「年間消費電力」は1日の消費電力量×365日で1年間の消費電力を算出しています。
カタログ表記の「消費電力」が低い商品でも実際の「消費電力量」とは異なりますのでご注意下さい。