内蔵型ショーケースの清掃方法

コロナ禍をきっかけに、店舗にショーケースを増設した方も多いと思います。厨房機器と一緒にショーケースのお手入れもしていますか?
今回はフクシマガリレイの多段型のショーケースMEシリーズのお手入れ方法をご紹介します。
■ コンデンサフィルターの清掃
■ 吸込みフィルターの清掃
■ 庫内の清掃
■ ハニカムの清掃
■ 排水まわりの清掃について
■ 最後に
コンデンサフィルターの清掃
コンデンサのフィルターに埃やゴミが溜まると空気が通りにくくなり、冷えない原因に!機器に負担がかかり電気代が増える原因になります。そのため冷蔵庫同様に、定期的な清掃が必要です。
1. 機械室パネルを開けてコンデンサフィルターを外す
フィルターを取り外す際には、凝縮器フィンに直接手を触れないようにご注意ください。
2. 取り外したコンデンサフィルターを、たわしなどで水洗いする
汚れがひどい場合には食器用中性洗剤を使用してください。
3. 洗ったコンデンサフィルターは布で水分をよく拭き取り、完全に乾かす
4. コンデンサフィルターを元の位置へ設置する
フィルターがない状態で長時間稼働させると、ホコリなどが内部へ進入し、トラブル(冷凍機故障や不冷)の原因となります。長時間コンデンサフィルターを外したままにしないようご注意ください。
吸込みフィルターの清掃
庫内の一番下にある、冷気を吸っている部分に吸込みフィルターがついています。この吸込みフィルターは、ゴミやほこりなどが排水部に入ってしまう事を防いでいます。フィルターが汚れている場合、エアカーテンが乱れ、庫内温度の上昇や庫内結露が発生する場合があります。そのため定期的に清掃をしましょう。
1. 吸込み部分にある大きな穴に指をひっかけて外します
2. 中にあるフィルターを外します
3. 取り出した吸込みフィルターをぬるま湯で濡らした布で、よく拭き取ります
汚れがひどい場合には食器用中性洗剤を使用してください。
4. 洗った吸込みフィルターは布で水分をよく拭き取り、完全に乾かす
5. 吸込みフィルターを元の位置へ設置する
フィルターがない状態で長時間稼働させると、ホコリなどが内部へ進入し、トラブル(不冷や排水詰まり)の原因となります。長時間吸込みフィルターを外したままにしないようご注意ください。
庫内の清掃
1. 柔らかい布および、ぬるま湯を用意する
2. ぬるま湯を含ませた布で拭く
汚れがひどい場合は、薄めた食器用中性洗剤をご使用ください。
3. 乾いた布で拭きあげる
清掃する際にはたわしやクレンザー、酸類、ベンジン、ガソリン、シンナー、熱湯などを使用しないようにご注意ください。変形やひび割れが発生してしまう可能性があります。
ハニカムの清掃
6カ月に1回程度、庫内上部にあるハニカムの清掃を行ってください。
1. 取っ手部を下に引きハニカムを外す
2. ほこりや汚れを水で洗い流す
3. 完全に乾かし、元の位置へ設置する
排水まわりの清掃について
お手入れが必要な場合は、ブザーとFULの表示でお知らせされますが、閉店後に排水皿を確認して排水がたまってしまっている場合には都度排水を捨てるようにお願いします。
お手入れをしても、ブザーとFULの表示が何度も表示したり、蒸発体が汚れてしまっていたり、型崩れしている際にはお買い上げの販売店かこちらからお問い合わせください。
<排水口周りの清掃方法>
3か月に一度、排水口とドレンネットの清掃を行ってください。ごみ詰まりを放置すると、雑菌の繁殖による異臭や故障の原因にもつながります。底板を外して清掃するのは大変ですが、定期的な清掃を心がけてください。
1. 清掃は始める前に運転を停止(温度表示器の切替ボタンを2秒間押す)する
2. 運転停止を確認したら吸い込みパネルをはずして、底板をはずす
3. 排水口の汚れをぞうきんなどで拭きとる
4. ドレンネットは取り外し、流水で汚れを洗い流す
5. ドレンネットを元の位置に取り付け、底板と吸い込みパネルを戻す
6. 部品を元に戻したことを確認した後に運転再開(温度表示器の切替ボタンを2秒間押す)してください。
最後に
ショーケースを清掃することで、省エネや故障を防ぐことにつながります。また店内にあるショーケースは、お客様の目にも止まりやすいので常にきれいにしておきたいポイントです。
フクシマガリレイでは様々な形のショーケースを取り扱っています。お気軽にお問い合わせください。