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殺菌・除菌に使える電解水ってなに?

殺菌・除菌に使える電解水ってなに?

除菌水として最近よく耳にする「電解水」。

一言で「電解水」といっても、様々な性質があり、呼び方も様々です。それらの電解水の特徴を紹介します。

電解水とは

電解水とは、食塩水や塩酸を電気分解して生成される殺菌・除菌を目的とした水のことです。

これらは有機物に触れると水に戻るという特性を持っています。

 

電解水の種類は大きく分けて下記の4つです。

科学的特性pH生成方法主成分
電解次亜水弱アルカリ性pH7.5以上食塩水を電気分解次亜塩素酸イオンClO-
微酸性電解水微酸性pH5.0~6.5塩酸(+食塩水)を電気分解、または次亜のpH調整次亜塩素酸HClO
弱酸性電解水弱酸性pH2.7~5.0食塩水を電気分解、または次亜のpH調整次亜塩素酸HClO
強酸性電解水強酸性pH2.2~2.7食塩水を電気分解次亜塩素酸HClO

 

「電解水とは」_図02

②③④は総称して『次亜塩素酸水』に分類され、次亜塩素酸水は食品添加物の殺菌料に指定されています。

フクシマガリレイの電解次亜水 FEクリーン水は①の『電解次亜水』に該当します。
(※酸添加オプションを使用した場合は、②に該当します)

①電解次亜水とは

弱アルカリ性であり有効塩素濃度の劣化がしづらく、安定度が高いのが一番の特徴です。 (密閉遮光の場合、30日での濃度劣化は5%以下)また、生成量が他の電解水よりも多いので水道水感覚でじゃぶじゃぶ使うことができます。
*紫外線によって有効成分が分解されるので、直射日光を避けて保存してください。

更にフクシマガリレイのFEクリーン水は常に一定濃度の電解次亜水が供給される為、希釈の手間や濃度ムラの恐れがなく、濃度設定範囲が広い(40~200ppm)ので、用途に合わせて使い分けできます。


FEクリーン水は、厚生省(現 厚生労働省)の通達「いわゆる電解水の取扱いについて(衛化第31号)」に記載されたすべての条件を満たしており、その場合、同文書にて「食品衛生法に基づき定められている「次亜塩素酸ナトリウム」を希釈したものと同等であると考えられる」と記載されております。よってFEクリーン水は、次亜塩素酸ナトリウムの希釈液と同等のものとして食品の殺菌や器具の除菌に使用することができます。


  • 電解次亜水の使い方
    野菜、肉、魚などの食品の殺菌や、まな板、包丁などの調理器具などの除菌に使用できます。ドアノブや冷蔵庫の取手などには、きれいな布巾に染み込ませて拭取ると効果的です。
    手指の消毒について、除菌には一定の効果が期待できますが、手荒れする可能性がございます(濃度にもよる)。手指に触れた際には、水ですすぐようにしてください。

【注意】空間除菌のために、加湿器などを使って空気中に噴霧はしないでください。吸引により、人体に有害な可能性があります。

②③④次亜塩素酸水とは

酸性の電解水の総称が『次亜塩素酸水』です。

殺菌スピードが速い点が特徴ですが、その反面安定性が低く使用可能期間が短いので、生成後すぐに使用することが推奨されています。除菌力が下がってしまう前に使うように気を付けてください。
*紫外線によって有効成分が分解されるので、直射日光を避けて保存してください。

  • 次亜塩素酸水の使い方
    電解次亜水同様、食品の殺菌や、テーブルやドアノブなどの除菌に使用できます。
    (製品によって成分が異なる場合があります。必ず各製品推奨の方法で使用してください。)

【注意】空間除菌のために、加湿器などを使って空気中に噴霧はしないでください。吸引により、人体に有害な可能性があります。安全性や使用方法などについては必ず各製品をご確認ください。


「次亜塩素酸水」と「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」は違うものです

「次亜塩素酸ナトリウム水溶液」は、塩素系漂白剤などの主成分として用いられるアルカリ性の水溶液です。「次亜塩素酸水」は、電気分解などの手法で作られる酸性の液体です。

どちらも殺菌・除菌に使用されますが、特性が異なるのでご注意ください。

アルコールとの使い分け

アルコールは手指の消毒や食品の品質保持など、さまざまな目的で使われています(製品による)。殺菌や消毒に使われるアルコールは、主にエタノールです。

アルコール消毒では、エタノール濃度が高いほど消毒効果が高いというわけではありません。たとえば、エタノール濃度は80%以上になると、細菌の死滅時間がかえって長くなってしまいます。効率よく殺菌・除菌に必要なアルコール濃度が70~80%とされています。

  • 火周りの消毒
    コンロのなどの消毒をする際にアルコール商品を使うと、引火して火災の原因になる危険があります。コンロなど火回りで除菌をするときは、電解水を使用すると安全です。
  • アルコールアレルギーのある人
    アレルギーの原因となる物質には色々ありますが、アルコールに対して症状が現れる人もいます。アレルギーなどの理由でアルコール消毒を使えない人は、電解水を使ってみるのもよいでしょう。
  • ノロウイルス対策に
    アルコールでは幅広いウイルスに対して消毒することが可能ですが、ノロウイルスへの効果はないとされています。一方、電解次亜水や次亜塩素酸水などの電解水は、ノロウイルスを不活性にするとされており、ノロウイルスへの効果は大きいと言えます。

最後に

新型コロナウイルス感染症対策に有効とされているのは、次亜塩素酸ナトリウムとエタノール(70%以上)です。フクシマガリレイの電解次亜水 FEクリーン水は、厚生省通知にて、次亜塩素酸ナトリウムの希釈液と同等として取扱うことができると明記されているものなので、新型コロナウイルス対策にも有効な電解水であると考えられます。

新型コロナウイルスは新種のウイルスであり、未だ当社でも試験データは得られていません。

引き続き調査を行い、正しい情報発信を行ってまいります。

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