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事例・インタビュー

食品衛生管理について聞いてみた!第8弾「ノロウイルス対策」

第8弾「ノロウイルス対策」

今改めて振り返っておきたい食品衛生の基本から、これからの時期気をつけなければならないノロウイルス対策まで、〝食品衛生のプロフェッショナル〟であるサラヤ株式会社の砂川様にお話を伺うこの企画。

第8弾は、「ノロウイルス対策」についてです。

フクラボ前回は、ノロウイルスの特徴や恐ろしさについて教えていただきました。今回は、ノロウイルス対策についてお話を聞かせていただきたいです。

砂川様砂川様:

まず、対策をお伝えする前に知っておいていただきたいのは、ノロウイルスの感染ルートについてです。さまざまな感染ルートがありますが、ノロウイルスに感染している調理従事者が自覚症状の無いまま調理を行い、手指を介して調理器具や食品をノロウイルスで汚染させてしまいます。

フクラボそして、ノロウイルスが付いた食品を食べた方の体内に入ってしまい、ノロウイルスに感染するのですね?

砂川様砂川様:

はい。その後はさらに色々な形で感染が広がります。ノロウイルス感染者が排便をした後、手洗いが不十分なまま触った箇所を通じて手指から感染する経路がひとつ。また、嘔吐をした際に嘔吐物が飛び散り、その飛沫から感染する場合もあります。

フクラボ近くで嘔吐された方を通じてということですね。嘔吐物を片付ける際にも気を付けないと感染が広がりそうな気がするのですが。

砂川様砂川様:

おっしゃるとおりで、適切に汚物処理をしないと手指にノロウイルスが付いてしまいます。そして、嘔吐物の処理が不十分だった場合には、それらが乾燥するとチリやほこりと一緒にノロウイルスが空気中を漂い、さらに多くの人に感染することもあります。そして、その方が壁や蛇口、照明のスイッチなどいろんな箇所を触ることで、またそこを触った方にも感染するというループになります。

フクラボ本当に恐ろしいです。経路を聞いていると、ノロウイルスは本当にヒトを介して感染するのだということがよくわかります。

砂川様砂川様:

集団発生の場合は、ヒトからヒトへの感染が半数以上を占めていると言われています。食品を媒介して感染するものもありますが、結局それらも調理従事者から二次汚染を受けた食品が原因のものがほとんどなんです。

フクラボヒト経由であるということは、一方で対策によって防げることもあるということですか?

砂川様砂川様:

はい。サラヤではノロウイルスの5大対策を掲げています。その5つとは、①徹底した手洗い、②環境の清浄、③汚物の処理、④健康管理、⑤食品の加熱調理です。これらをしっかり行うことが重要です。

フクラボ食品衛生の基本からノロウイルス対策まで、詳しくわかりやすく教えていただきありがとうございました!

POINT

ノロウイルスはヒトからの感染がほとんど。感染経路を把握した上でそれぞれ対策を打つことが大事!
ノロイウルスは5大対策「①徹底した手洗い、②環境の清浄、③汚物の処理、④健康管理、⑤食品の加熱」が有効


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