お知らせ
中之島未来医療国際を拠点とした細胞大量製造バリューチェーン開発コンソーシアムへ参画
フクシマガリレイ株式会社(本社:大阪市西淀川区、代表取締役 社長執行役員 福島 豪)は、細胞大量製造システムに係る開発コンソーシアムに参画します。その研究開発事業の活動を中之島未来医療国際拠点(Nakanoshima Qross、住所:大阪府大阪市北区中之島)にて正式に開始いたします。当社は、自動大量細胞凍結装置の開発にて再生医療製品等の開発や実用化の促進に貢献いたします。
1.コンソーシアム形成の背景
ヒトや動物の細胞を用いた技術は、再生医療等製品や医薬品だけでなく、培養上清を用いた新しい治療技術の開発や培養食肉の開発など、多方面かつグローバルに進展し始めており、これら全てに共通することは大量に細胞を生産する必要があること、さらに大量製造は多様かつ複雑な工程で構成されることから、製造装置及びシステム、そこで利用されるデバイス、原材料等のアプリケーションの開発において、様々な企業が持つ技術や知見を結集する必要があります。
本コンソーシアムは、クオリプス株式会社(本社:東京都中央区日本橋本町、代表取締役社長 草薙 尊之)が形成し、開発拠点を今夏に稼働予定の中之島未来医療推進拠点(Nakanoshima Qross)に置き、かねてより各社と進めてきた要素技術の開発に基づき、パイロットスケールで製作するプラットフォームシステムを導入する予定です。さらに本コンソーシアムでは、アプリケーション開発を推進し、継続的かつ持続的な開発を進めると同時に、細胞培養加工施設への導入や商用レベルでの実証を行うことも計画しています。
本コンソーシアムにおける活動の成果は、各社と協力して作り上げたパッケージシステムとして、国内外で活用していきます。加えて、各社の独自事業での利用を促進するオープンイノベーション拠点として本コンソーシアムを位置づけ、今後も様々な技術ノウハウを有する各社との開発を進めて参ります。
2.自動大量細胞凍結装置の開発について
フクシマガリレイは1999年より医療理化学分野に進出し、以降25年来温度コントロール技術を活かし、医療理化学機器の開発・販売を進めて参りました。本コンソーシアムではこれまでの実績を活かし、新たな自動大量凍結装置の開発に着手致します。当社は、自動大量細胞凍結装置の開発にて再生医療製品等の開発や実用化の促進に貢献いたします。
【コンソーシアムの概要】
名 称 | 細胞大量製造バリューチェーン開発コンソーシアム(仮称) |
発 足 日 | 2024年5月21日(予定) |
活 動 拠 点 | 中之島未来医療国際拠点(Nakanoshima Qross) 大阪府大阪市北区中之島4丁目3-51 |
参 画 表 明 企 業 | 四国計測工業株式会社(自動大量接着細胞培養装置他) 佐竹マルチミクス株式会社(自動大量浮遊細胞培養装置他) 株式会社ニチリョー(自動大量細胞充填・分注装置他) フクシマガリレイ株式会社(自動大量凍結装置他) 横河電機株式会社(MES・LIMS統合システム他) ※順不同(2024年4月現在) |
運 営 事 務 局 | クオリプス株式会社 |
(画像に関するお問い合わせ先)
クオリプス株式会社 経営企画部 cuo_ir@cuorips.co.jp