食品自主検査室
食品自主検査は食の安全の見張り番。
食品の安全性は、科学的検証抜きには語ることはできません。
各工程における品質を科学的に検証・記録し、その結果をタイムリーに現場にフィードバックすることが大切です。
そのためには、自主検査を行う体制作りが重要となります。
簡単に始められる自主検査
従来の細菌検査はハードルの高い作業でしたが、近年簡単に細菌検査ができるキットが進化し、使いやすくなりました。
- 公定法…食品衛生法などで定められた検査法
- 簡易法…コンパクトドライ・ペトリフィルムなどの簡易培地を用いた手法
自社の細菌検査結果を検証するためにも、定期的に外部検査機関でも検査することをおすすめします。
メリット
効果
- 1回あたりの検査費用が安いので、検査回数を増やせる。
- 必要なタイミングで必要な分だけ検査ができる。
- 結果が早く分かるので、即座にフィードバックできる。
目的
- 調理・加工作業工程内の要注意箇所を把握する。
- 賞味期限・消費期限の設定に役立てる。
運用例
製造・調理過程
店舗のチェック
パッケージ例
スタートアッププラン(食品検査) - スタンプ法・拭き取り法・食品の確認
- 1低温インキュベーター
- 2サイエンスオートクレーブ
- 3コロニーカウンター
- 4バッグミキサー
- 5食品サンプル処理用スタンド
- 6電子天秤
- 7ホースレスバーナー
- 8ニチペット
- 9ステンレス製ピンセット
- 10検査用ハサミ(20本)
- 11天秤用バッグスタンド
ベーシックプラン - 精度の高い検査・将来的な検査内容のレベルアップを検討中の方
- 1低温インキュベーター
- 2高圧蒸気滅菌器(マイクレーブ)
- 3コロニーカウンター
- 4バッグミキサー
- 5食品サンプル処理用スタンド
- 6電子天秤
- 7ホースレスバーナー
- 8ニチペット
- 9ステンレス製ピンセット
- 10検査用ハサミ(20本)
- 11天秤用バッグスタンド
- 12クリーンベンチ
- 13純水生成装置
納入事例
株式会社オリエンタルベーカリー様
お客様のニーズに合った商品を生み出すための課題の一つであった商品検査の時間短縮のため、これまで外部委託していた微生物検査を自社で実施。商品開発をスピードアップとコスト削減につながりました。
培養・保存検査には低温インキュベーターを採用し、商品の大きさや保存する温度の違いによって6台を使い分け、それぞれ売り場の環境に合わせた状態で検査を行なっています。検査ノウハウの蓄積や、生産ラインのスタッフも含めて、より良い商品をつくるための意識が一段と強まりました。