冷凍機内蔵型ショーケースの導入にあたっては、必ず下記の事項を確認してください。
製品を設置する場合には、必ず、下記で示す排熱用のスペースの確保をお願いします。
空調機及び店舗の出入口付近の風が強い場所には、設置しないでください。製品は、風の強い(0.2m/sを越える所:タバコの煙がたなびく程度)場所や周囲温度の高い場所に設置しますと、冷えが悪くなったり、製品の故障の原因になります。
※外気条件:温度27℃ 湿度70% 周囲風速0.2m/s以下
排水蒸発装置を搭載した製品におきましても設置環境が悪い場合(周囲湿度80%以上、周囲風速0.2m/s以上)は、排水量が増え排水処理が必要となります。1日1回以上排水処理皿またはドレンタンクに溜まった排水の処理を行ってください。
3ヶ月に1度程度、排水口の清掃を行なってください。(例:MEU/K型ケース)
下記の手順で底板を外し、排水口の汚れをぞうきん等でふき取ってください。
定期的なメンテナンスを怠ると、蒸発体の蒸発能力低下による排水オーバーフローやカビ、微生物の繁殖による異臭の発生につながりますので、必ず、実行してください。
バケツに標準濃度の2~3倍の中性洗剤を溶かし、蒸発体を揺すりながら洗浄した後水を、かけて、蒸発体の洗剤をきれいに洗い流してください。
中性洗剤で洗浄後、更に、標準濃度の塩素系洗剤で、5分間程、浸け置き洗いをしてください。その後、水で蒸発体の洗剤をきれいに洗い流してください。
内蔵型ショーケースの故障で一番多い原因は空冷コンデンサーフィルターのゴミ詰まりです。フィルターがゴミやホコリで目詰まりしますと冷却能力が低下するばかりか、冷凍機の故障原因となり、最悪の場合冷凍機ユニットの交換(20万~)など思わぬ費用が発生します。清掃のスケジュールを立て1~2週間に1回定期的に清掃を行ってください。
警報が発報したり冷却不足が発生した場合はまず先に空冷コンデンサーのフィルターの汚れを確認してください。
ハニカムが綿ボコリなどで目詰まりしますとエアカーテンの力が落ち、冷却能力が落ちると共に消費電力が年間5~10%増加します。また庫内天井部に水滴がつきやすくなり陳列商品に影響をおよぼすこともあります。電気料の節約の為、半年に1回の割合で定期的に清掃してください。
両手で取手をつまんで下に引き出してください。冷凍食品用のショーケースの内吹き出しは、形状が異なります。ショーケースによりハニカムの幅・長さ・材質に違いがあります。
汚れが少ない場合は掃除機で吸いとってください。
ショーケースによりハニカムの幅、長さに違いがあります。
ケース毎に清掃し、間違わないように取り付けてください。ハニカムは、完全に水分を取ってから取りつけてください。
※ハニカムの形状に注意して取り付けてください。
上記形状の場合、逆に取り付けますと冷風が遮断され冷却不良の原因になります。